***** ローマ ・ パリ ・ ロンドン の10日間 *****


< ロ ー マ >


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ポンペイ

ローマ市内からバスで3時間程だろうかナポリを通 り越してポンペイにやってきた。車窓からみる南イ タリアの町々はのどかな農村地帯といった感じだ。 牧場には牛が気持ちよさそうに牧草を食べている。 こんなのどかな日々であっただろうポンペイの町は 西暦79年ヴェスヴィオ火山の大噴火によりあっと いう間に火山灰により埋没してしまった。遠くに見 えるヴェスヴィオ火山は赤茶けた色をしていて今で も当時をしのぶことができる。


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ポンペイ

火山灰は7mの高さにもなったという。そして18 78年に発掘が始められるまでずっと地に埋まった ままだった。現在もまだ発掘中なのだがそれでも、 まだ3分の1は発掘されずに残っているそうだ。 写真はポンペイの遺跡の入り口である。入り口付近 から埋もれていたポンペイの町並みが続いている。


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ポンペイ

ガイドの説明を聞きながらポンペイ遺跡の町を 見てまわった。1900年も前の古代都市だと いうのにその文明の進んでいたことに驚かされる。 パン屋、浴場、バーなどが軒をならべていたのだ。 そして売春宿のような所もあったとかでタイルの 壁画には男女の裸体が描かれた物も残っていた。 当時の公園跡からはヴェスヴィオ火山がよく見える。


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ナポリ

ナポリ夢の町。ナポリを見て死ね、等子供のころ からよく耳にしたナポリへやってきた。ナポリは 南イタリアの中心街だが街には洗濯物がはためい ていた。今日はくもりでいつもよりその数は少な いのだそうだ。建物と建物の間に洗濯物を干すの はナポリの名物らしい。バスを降りたところがサ ンタルチア港の近くで12世紀にナポリを制服し たノルマン人が建築した卵城を見ることが出来る。


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ナポリ

サンタルチア港は小さな港だ。ここからメルジェ リーナ港までの2Kmが散歩道になっている。 写真はその先端方向とおもわれる。サンタルチア 港を見た後はもうローマ市内へ帰る時間だ。海岸 近くからバスはヴォーメロの丘を通っていくのだ がその丘から見るナポリの市街地のながめは非常 にすばらしい。写真が撮れなかったのが残念だ。 世界的大スターのソフィアローレンが生まれたの もこのあたりらしい。


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カンツォーネの夕べ

ナポリからホテルへ到着後、いよいよローマの最 後の夜となった。今夜はカンツォーネを聞きなが らイタリア料理の夕食だ。ナポリからの帰りが予 定より遅くなりレストランに入ると我々の席以外 はもう空いてる席はない。ほとんど日本人なので ビックリ。レストランもイタリア料理もカンツォ ーネもまちがいなく本場ものだが・・・。歌手に リクエストができるということで「ノノレタ」を 頼んだら目の前で唄ってくれた。楽しいローマの 夜だった。


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ローマ・フィウミチーノ空港

あとしばらくでローマともお別れだ。ローマの印 象は思ったより素敵な街だった。街のいたる所に 泉がありまた彫刻の像やゴシック建築の建物をあ ちこちで見ることが出来る。本当に街全体が美術 館といった感じだった。昨夜のカンツォーネのレ ストランでは陽気な店の従業員が身体を左右に揺 らしながら器用にスパゲティを運んでいた。そん ないくつもの思い出を振り返りながらアリタリア 航空でローマから一路パリへと向かった。


次のページからはいよいよ華の都パリの登場です

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