秘境奥能登に発見された日本の祭の原点。
人知れず生き続けてきた奇祭キリコ祭りの
全容が今そのベールをぬぐ。これぞ日本の祭り。
「ワタルのホームページ」があなただけに
お送りする慟哭、衝撃、感動の1ページ。



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でんかでんさっかさい!!でんさかやっさ い!!でんでれこでんでん!!それ!!。 遠いふるさとを思うとき山や海と一緒にま ぶたに浮かんでくるのが能登の夏祭である。 今日は待ちに待った祭の日だ。 きりこの飾り付けも終わって夜の開始を待 つばかりだ。中学生だろうか?。夜の祭に むけて太鼓を叩く練習だ。祭の当日は町の あちこちから夜を待ちきれない子供達が 太鼓を叩いて祭気分を盛り上げてくれる。


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そして夜がやって来た。きりこに灯がはいると 小さな町の一年のうちで一番華やかな夜の始ま りである。きりこが動きだすまではちいさな子 供達がはっぴや着物を着せられてきりこの上で お祭気分を楽しんでいる。


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さー、いよいよ祭の始まりだ。担ぎ手もそろっ た。きりこに乗った子供達は祭の太鼓と鐘の音 にあわせて大きな声で囃子たてる。 でんかでん、さっかさい!!でん、さかやっさ い!!でんでれこでんでん、それ!! おや、太鼓を叩く子供の足が見えるぞ。 ひとりは女の子かな。いやいやそんなはずはない。 女性がきりこに乗って太鼓を叩いた事件?は私が 中学生のころ、隣の家の男まさりの同級生j子と 一緒に叩いた以後聞いたことがない。


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男は祭でそうさ男を磨くんだ。山の神、海の神 今年も本当にありがとう。白い褌ひきしめた、 裸若衆に汗が散る。祭だ祭だ大漁祭・・・・。 どこかで聞いたことのある祭の唄が飛んできた。


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祭は始まったばかりです。次ページをお楽しみください

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