***** ローマ ・ パリ ・ ロンドン の10日間 *****


< ロンドン >


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タワー・ブリッジ

今朝はいよいよロンドン名物バッキンガム宮殿衛兵 交替式の見物だ。ロンドンに来てこれを見なきゃお しまいだ。交替式は11時からでそれまでは送迎バ スで市内見物。テムズ川を渡る際、きらきらと輝く 川面の向こうにタワーブリッジが見えた。朝靄の 中のタワーブリッジはいかにもロンドンらしい。


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ウエストミンスター寺院

テムズ川を渡ってしばらくするとシティと呼ばれる 金融市場が見えてきた。ちょうど出勤時間帯で、コ ートを着たビジネスマン達が足早に歩いている。ガ イドの話だとこの辺の人々はエリート中のエリート が多いとか。バスはその後ロンドン塔、タワーブリ ッジ、ホワイトホール等を回って、ウエストミンス ター寺院へやって来た。


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衛兵交替式

ウエストミンスター寺院は歴代の国王や、女王の戴 冠式が行われた所であり、現在のエリザベス女王も ここで即位された。ゴシック建築の荘重なたたずま いで、中の本堂のステンドグラスがまたすごくきれ いだ。ここの寺院には王室関係者や政治家、それに シェークスピア等の墓碑が多くある。ひととおり見 物した後いよいよバッキンガム宮殿へとやってきた。


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衛兵交替式

我々がバッキンガム宮殿前に着いたころはもう観 光客でいっぱいだ。宮殿の入口は鉄柵で閉じられ ているのだがその辺りは一番席らしく電車のラッ シュアワー並みの混みようだ。予約をしてあった わけでもないだろうが遅く来たわりには我々は良 い場所を確保することが出来そこで衛兵の行進を まった。


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衛兵交替式

遠くの方から楽器の音が聞こえてきた。いよい よやってきたらしい。音が近づくにつれ観光客 もやたらとざわついてきた。背伸びをしたり後 ろから押されたり、しまいには衛兵の通り道ま で跳びだしていく子までいる。それだけ世界の 人々から親しまれているのだろう。さー目の前 までやってきた。私は一番前で座り込んで待っ ていたのである。


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衛兵交替式

目の前の衛兵をみてあっと思った。違うのだ。何 が違うのか皆さんもわかったはず。あの旅行雑誌 やテレビで見た赤い制服と長く黒い帽子をかぶっ た衛兵を夢?みていたのだ。なんと10月からは 冬服に変わっていたのである。こんなに暖かいの にコートまで着てと思いながらもこれが紳士の国 の証なのかもしれないとあきらめた。


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衛兵交替式

衛兵のグレーのコートにはちょっとがっかりしたが、想いが けない良い点もあったのだ。ロイヤルシンボルのひつじの登 場である。ガイドの話だとこのひつじは衛兵と同じ扱いで大 事に飼われられているそうである。ほかには犬もいるらしい。 二番人気は馬に乗った女性の衛兵。といっても行進はしてい なく衛兵が宮殿前までやってくる間観光客が衛兵の通り道に 跳び出さないよう警備をしているのである。にこりともせず さっそうとした姿勢に非常に好感がもてた。2人いたのだが 2人とも大変な美人で良い印象をもって宮殿を引き上げるこ とができた。○○○よければすべてよし。


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