***** ローマ ・ パリ ・ ロンドン の10日間 *****


< パ リ >


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ルーヴル美術館

オペラ座前から歩き出して15分ぐらいだろうかヨ ーロッパ特有のゴシック建築の建物が目の前に表わ れた。ここが世界最大規模のルーヴル美術館である。 三階建てで、随分長く格式のある建物だ。コの字型 をした美術館の中央あたりにはガラスで出来た大き なピラミッドのような建物がありここが美術館の入 口となっている。入口付近でセキュリティチェック を受けた後、地下のホールへと向かった。


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ルーヴル美術館

地下のホールはナポレオンホールと呼ばれており、 各国の言語で書かれた「見学の手引き」というパン フレットが用意されている。もちろん日本語版もあ り、まず見学を始めるまえにこれを受け取っておく と便利である。とにかく広い美術館なので目的の場 所への移動には絶対必要だ。ルーヴル美術館は歴代 の王が住居としていた宮殿だけあって展示品以外で も見るところが多くある。


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モナリザ

思っていたよりは何十倍も大きなルーヴル美術 館。日本の知っている美術館とはスケールが違 うのだ。ルーヴル美術館へ来て何が何でも対面 したかったのがモナリザであるが、これもまた 思っていたのとは違ってごく普通の大きさなの だ。モナリザは他の展示品とは別格の扱いでガ ラスケースに納められている。人気者はつらい。 微笑みを見た客は、みな微笑んで帰って行く。 (注:前方の色男はモナリザではございません)


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ナポレオン一世の戴冠式

ルーヴル美術館はシュリー翼、ドノン翼の2つのパート に別れていたのだが1993年に200周年を記念して リシュリュ翼がオープンし、現在は3つのパートに別れ ている。いずれも地下のナポレオンホールから入場する ようになっている。ダヴィッド作の「ナポレオン1世の 戴冠式」は「モナリザ」と同じくドノン翼の2階にある。 この絵画は巨大な大作であるが全く同じ本物の絵がヴェ ルサイユ宮殿にも掲げられている。実は一ヶ所ある人物 を部分的に変えてあるそうだがどこが変えてあるのかガ イドの説名を聞き逃してしまった。( 知ってる方ご連絡 下さい) (絵画の左から二人めの女性のドレスの色がルーヴルでは ピンク色になっているそうです)


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ミロのビーナス

シュリー翼の中地下1階に見かける大者 が「ミロのビーナス」である。ビーナス の回りを鎖で囲むわけでもなく、町の美 術館といった雰囲気でビーナスに対面で きるとは驚きである。淡い色の照明があ てられ大変きれいだ。よく見るとビーナ スも微笑んでいる。微笑みが人を引き付 けるのだろうか?。上半身しか載せてな いのは下半身あたりに変なおじさんので っかい顔があるからだ。残念でたまらな い。変なおじさんはあちこちに写ってい るのだ・・・・。


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ミロのビーナス

そして本邦初公開。「ミロのビーナス」の後ろ姿 である。この後ろ姿に皆さんどのような感想をも たれたのでしょうか?。やはり前からの方が良い ですね。ところでビーナスはどんな気持ちなので しょうか。前からばかり眺める観客を目の前にし てビーナスはこう言いたいに違いない。 「後ろ姿もミロってば!!」と言う事でルーヴル 美術館巡りもそろそろ終わり。疲れきった足を引 きずりながらも何度来ても飽きることのない美術 館をあとにした。


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