***** ローマ ・ パリ ・ ロンドン の10日間 *****


< パ リ >


*


ヴェルサイユ宮殿

小雨が降り出したパリの郊外はやっといつものパリ らしい天候なのだそうだ。それぐらいどんよりとし た日がパリには多いのだろう。そんなパリらしいパ リから今日は宮殿中の宮殿、宮殿の本家本元、宮殿 の家元、などなど世界の宮殿の頂点にたつヴェルサ イユ宮殿へとやってきた。老人も、若者もみんなが 何度も耳にしたことがある。宝塚劇場では「ヴェル サイユのバラ」が大ヒットし、東京赤坂の迎賓館は ヴェルサイユ宮殿をモデルにしたものなのだ。


*








ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿前の広場には既に何台もの観光バスが 止まっていた。華やかさを求めて世界各国から見物にや って来たのだろう。バスをおりるとパリの観光地でよく 見かけるおもちゃを売る若者達が寄ってきた。今日は小 雨なので彼らは頭の上にカラフルな雨傘のような物をか ぶっている。何か、かかしのようでおもしろいものだ。 広場の鉄柵門をくぐって宮殿へと進とルイ14世の騎馬 像がたっている。彼がヴェルサイユ宮殿生みの親なのだ。


*









ヴェルサイユ宮殿

ヴェルサイユ宮殿は1662年に着手され完成したのが 1710年と50年もの歳月をかけた絢爛豪華な宮殿で ある。ここの見学は自由見学コースとカセットテープに よるガイドのコース、そして国立美術館の専属ガイドに よる見学コースの3コースがありそれぞれ入り口が別れ ている。我々の案内はノートルダム寺院を案内してくれ たあのガイドさん。彼女は国立美術館の専属ガイドでも あったのだ。いやというほど詳しく説明をしてくれた。


*


ヴェルサイユ宮殿

ルイ14世は大変派手好きで虚栄心の強い王だった ようで贅の限りをつくして完成させた宮殿の中では、連 日連夜華やかな宮殿絵巻きが繰り広げられていたようだ。 そんな生活の中から絵画、音楽、演劇などあらゆる分野 の文化が大きく花開いたのだ。なんとなく華やかなパリ、 芸術の都パリはルイ14世の派手好きが今でも強くその 面影を残している結果と言えるのだろう。金色に輝く王 妃の寝室や、シャンデリアのきらめく鏡の間を歩き見な がら当時の優雅な宮廷生活の日々を想い浮かべた。


*


オペラ座

華やかなヴェルサイユ宮殿の様子がしっかりと 目に焼き付けられたままパリ市内へとバスは戻 った。300年も昔の世界から現実の世界へ。 バスはパリ三越付近に横付けされた。旅行会社 とデパートの提携のよさ。華やかな気分のまま 高い買い物は如何でしょうか?。とは絶対に言 うはずがない。デパートの中で午後の自由行動 となり早速ひとりでオペラ座へと向かった。


*


オペラ座

パリ三越から歩いて2、3分だろうか、オペラ大 通りの起点となっているところがオペラ座である。 オペラ座前からルーヴル美術館までまっすぐにの びている大通りには日本人向けの料理店や書店、 銀行などもあり非常に便利なところだ。オペラ座 は人気ミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台と なったところだが現在はバレー専門の劇場となっ ている。ここで写真を撮った後、ルーヴル美術館 に向かってそぞろ歩いた。


次のページはフランスが世界に誇るルーヴル美術館の登場です

*

[前のページ][思い出アルバムTOP][次のページ]